Story 20. ページ21
恭平 side
俺には分かってた。
まだみっちーはAのことが好き。
Aもみっちーのことがきっとまだ好きで、
あの2人は心が通じ合ってるんだってこと。
去年のお泊まり行事のとき、俺は夜俺の部屋で
ゲームしようとみっちーに約束を取り付けていた。
だけど、その約束が果たされることは
無かった。
翌日、みっちーとAが仲良さそうに並んで歩く
姿は俺の脳裏に焼き付いてる。
あの2人が付き合ったと聞いたのはあれから2ヶ月も
しない頃だっただろうか。
あのときから俺はずっと2人を見て来たんだ。
みっちーの良さも、Aの魅力もきっと
誰よりも分かってる。2人の気持ちも。
Aの心がみっちーにあることを知りながら
俺の側に置いておこうとしたのは俺のエゴで、
今すぐにでも俺がAの手を離せば、
きっとみっちーと戻るだろう。
だから俺はみっちーに伝えた。
Aを返す。と、そしたら喧嘩になった。
きっとみっちーはAが俺に惚れてると
本気で思ってる。
最初こそ2人は両思いなんだぞって伝えたくて
言い返してたけど、だんだんそんな想いも薄れ、
みっちーの考えてることを現実にしてやろうと思った
Aの心をみっちーから奪ってやろうと。
Aには悪いけど、幸せにするのは俺や。
もうみっちーのとこになんか返してやらん。
決めた。これが俺の意思。
A｢駿佑には幸せでいて欲しいな……｣
恭平｢どうやろな。｣
みっちーの幸せはきっとお前の幸せやで。
それは保証する。
けど、1番の幸せはお前と付き合うことをやと思う
それは俺が引き裂いた。ごめんな。
*
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みちな - 話がとても良くてガチ泣きしました(´；ω；｀) (2021年12月5日 2時) (
レス) @page41 id: 228593dfcc (このIDを非表示/違反報告)
*** - お話､読ませていただいています！ 続きがとっても気になります！ 体調に気をつけて更新頑張ってください♪ (2020年9月14日 17時) (レス) id: ccffd8a26d (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - お話の流れも会話もとても上手くて一気に引き込まれました！続きがとても気になります。無理のないペースで構いませんので更新楽しみにしてます！ (2020年9月12日 10時) (レス) id: 5534ff297a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅恋 | 作成日時：2020年9月10日 9時
