検索窓
今日:9 hit、昨日:89 hit、合計:6,572 hit

▽ピュアとピュア ページ23






九重「 危なっかしく、見ていてソワソワするというか。
危険を顧みずに犯人に突進していくところ見ると、何考えてるんだバカなのかこの人って。心配になるんです 」


『 えっと…? 』


九重「 早瀬さんには、無理をしないで欲しいんです。無理する早瀬さん見ると、なんだか、寿命が縮みそうになるので 」


『 ……九重さん、そういうの気軽に言わない方がいいかと… 』

九重「 はい? 」




九重さん、まさかの天然ですか!!

照れて思わず顔が赤くなる私とは相対的に、上手く言葉にできた、
と少し満足気にしている九重さん。




『 九重さん。ありがとうございます 』

九重「 いえ、別に僕は何も 」


『 心配してくれてたの、嬉しいです!
  でも、きっとこの仕事は、多少無理をしてでもこの国に住む
  全ての人を守るためにあると思うので、無理はします、多分 』


九重「 …それは、そうですね 」


『 でも、そういう無理による疲れもストレスも、
  心配とか感謝の言葉で一気にどっか飛んできます!
  九重さんも、きっとそうでしょ? 』


九重「 …はい 」


『 だから、今後私が無理をした時、九重さんは私の事を
  すっご〜く褒めてほしいです!お疲れ、頑張ったねって 』


九重「 褒める…? 」


『 はい!もちろん逆も然りです!
  新米警察官同士、仲良くしませんかっ 』




そこまで言うと、九重さんは少し考えた素振りを見せたあと、
僕でよければ、と頷いてくれた。




『 私のことは呼び捨てでかまいません! 』

九重「 じゃあ、早瀬と 」

『 …なんか距離ありますね!Aって、呼んでください 』

九重「 A…わかりました。では僕のことは世人と 」

『 さすがに歳上なので呼び捨てはできません! 』

九重「 ……では、先輩とか 」

『 世人先輩?おお、いい響きですね!そう呼びます 』




世人先輩とは、いい関係が築けるような気がした。





┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


盗み聞きしてニヤニヤしてる404


伊吹「 ウフフってる〜!羨ましいよ〜! 」( 小声 )

志摩「 恋人と言うよりは、兄妹みたいだな 」( 小声 )

伊吹「 確かに!かわいいね〜♡ 」( 小声 )


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈





■ 切なる願い→←▼ 言葉たらず



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (21 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
110人がお気に入り
設定タグ:MIU404 , 愛され
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:サトウ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2024年3月25日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。