30 ページ30
あれから１週間くらい経った。
夏の日差しはどんどん暑くなっていき、徹の状態も良くなっているらしい。もういつ目を覚ましてもおかしくないって。
｢春楼さん、スイカいかがですか？2切れしかありませんけど……｣
｢えっいいんですか!?｣
｢はい!何なら切ってもっと持ってきますよ？｣
｢2切れ頂いていいですか？｣
｢どうぞ!｣
夏といえばスイカ。今夏はスイカなんて食べていなかった。
｢ありがとうございます。｣
｢はーい。お皿、また後で回収にまいりますので!｣
｢お願いします｣
学校は今日から夏休み。
夏休み中はクラスメイトやバレー部の皆が来てくれるって岩ちゃんが言ってた。
｢ふぅ……暑いね｣
クーラーをつけさせてもらってはいるけれど、やはりこの日差しは防げない。
｢スイカうまっ｣
久しぶりに食べると美味しさが増すものだ。
｢窓、あけよっかな｣
クーラーを止めて徹が寝ているベッドの真横に位置する窓を開けようと、ベッドと窓との広めのスペースまで立ち歩いた。
｢……ぇ｣
窓の鍵を解除していざ、開けようと手をかけた時だった。
後ろから手首を掴まれた。
｢……春楼…｣
｢へ……ぁ、徹……｣
徹がしっかり目を開けて、私の手を掴みながら春楼って呼んでくれた。
徹が目を覚ました。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 46人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
琴音 - すごく感動しました。とても良い話で、涙が止まりません。天空さん、お疲れ様でした。最高でした‼️ (2022年11月4日 21時) (
レス) @page35 id: 1c719ec638 (このIDを非表示/違反報告)
天空(プロフ) - 三毛さん» ありがとうございます!ご報告感謝します。変換の方に誤りがありました!申し訳ないです…… (2018年3月26日 1時) (レス) id: 3905a25e6e (このIDを非表示/違反報告)
三毛 - 感動しました…(;_;)けど、名前が反映されてないです、、、 (2018年3月26日 1時) (レス) id: 4ac36060ce (このIDを非表示/違反報告)
天空(プロフ) - そらりるさん» コメントありがとうございます…!そんな!!今までで1番だなんて……嬉しいです……ただ今更新中の｢悪魔に取り憑かれた｣の及川さんの小説もシリアスに持っていくつもりなので宜しければご覧になってください! (2018年3月23日 19時) (レス) id: 3905a25e6e (このIDを非表示/違反報告)
そらりる(プロフ) - もう朝からすっごい涙が出てきた…(;〜;)及川さん…(;〜;)今までの小説で一番泣きました(;〜;) (2018年3月23日 8時) (レス) id: 9df3f8dfd2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：天空 | 作成日時：2018年3月3日 6時
