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「私ね、結婚するの」
妹がそう打ち明けたのは、半年前のことだった
いつか、この時が来るとは思っていた
「さすがに…まだ22なのに、早すぎないか？」
「女の子は早く貰われた方が幸せなの」
頬を膨らませるのは、きっとAの癖だ
「お兄ちゃんより早く、幸せになります♪」
うるさい、黙れ
そう言ってしまいたかった
「……まったく、幸せになれよ」
俺はどこまでも、兄で
俺はいつまでも、兄で
俺はどうしても、兄で
それでいて、妹のAを愛していた
妹に恋をするなど、禁忌だ
誰にも知られてはいけなかった
蓋を閉めて、鍵をかけて
必死に隠そうとした気持ちは
見つけてほしい人にも、見つからなかった
「お兄ちゃんは、彼女いないの？」
「いないよ、うるせえな」
「お兄ちゃん、お節介で過保護なのは面倒くさいけど、まあ優しいし、顔もいいし、あと勉強教えてくれるし、モテそうなのにね」
そんなこと言うなら、俺を愛してくれ
そう言ってしまいたかった
無理な話だ、妹と兄が愛し合うことなど
ありえない話だ
＊
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ひかる - カクテルとかオトナやしオシャレやね、最終的に廉くんが一番美味しいとこ持ってった感が凄いけど笑 お話は紫耀くんのやつが一番好きかなぁ…面白かったです。 (2018年10月14日 9時) (携帯から) (
レス) id: 075c6f1d28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆん
| 作成日時：2018年5月21日 21時
