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＊
「何で俺がここにいるんか、気になる？」
「うん」
名古屋から転勤で、東京に来て
今はここの近くのオフィスで働いている
紫耀はそう言った
じゃあオフィス近いんだね、
あそこのパン屋さん、知ってる？
私、そこのサンドイッチ好き
俺も、あそこのサンドイッチ好き
そんな他愛のない会話が、時間を戻していく
「Aは変わらんね」
「紫耀もね」
「……Aといると、落ち着く」
「うん、私も」
戻した時計が、3年前にカチリと、合う
「私、東京ってきらきらしてると思ってた」
「きらきらはしてたの、でもね、何かが足りなかった」
紫耀がいなかったから
言いたかったけれど、紫耀が別の道を歩いていたら。
怖くて、何も言えなかった
「Aが東京行くって行った時、何で止められなかったんやろってずっと思ってた」
何を見つめているのか、遠くを見た紫耀が
私が触れる勇気のなかった過去を、ここに呼び戻す
「しばらく離れてたけど。
俺の好きな人の話、してもええ？」
＊
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ひかる - カクテルとかオトナやしオシャレやね、最終的に廉くんが一番美味しいとこ持ってった感が凄いけど笑 お話は紫耀くんのやつが一番好きかなぁ…面白かったです。 (2018年10月14日 9時) (携帯から) (
レス) id: 075c6f1d28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆん
| 作成日時：2018年5月21日 21時
