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「俺はとりあえずビールかな、紫耀は?」


「ん、俺も」


「由奈ちゃんとAちゃんは?どうする?」


「あ、私ジンジャーエールで」


「じゃあ、私も」





慣れた様子で注文する岸さん



と、それを微笑みながら見る由奈






「じゃ、乾杯しよっか!」




4つのグラスが、軽やかな音を立てる






それからは、大学の授業とかバイトとか



まあ、ありふれた話をして




岸さんの顔が少し赤くなり始めた頃。









「悪いんだけどさ!聞きたかったことあって!


廉とAちゃんって付き合ってるの?」





身を乗り出して目をキラキラさせる岸さんは、正直少しかわいい





「はい、最近付き合い始めました」


「うわーやっぱりか……


うちの代で噂になってたんだよね、仲よかったからさ」


「ふふ、お騒がせしたみたいでごめんなさい」





岸さんの隣で、平野先輩がグラス3分の1くらいのビールを流し込んだ



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作者名:あゆまら | 作成日時:2018年5月27日 19時

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