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「元就様、起床なされませ。」


いつもの時間に起こされる。
毎朝、日輪を拝むために早く起きる習慣がついていた。


しかし、今日耳にしたのは、いつもの声ではない。
普段は、決まってAが朝を知らせにくる筈なのに。
聞き慣れない女中の声。


「...........Aはどうした。」


障子に写る影は肩を揺らした。


「A様ならば、昨夜お仕事へ出られてからお戻りになっておりませぬ。」


女中は平然とした声でそう告げた。


「仕事....?我は何も命じてはおらぬ。
  何故彼奴は勝手に....」

「はて。私には解りかねまする。
  なれど、何やら険しい表情をされておりました.......」


さて、と話を変えるように女中が手を叩く。


「元就様も、早くお召し替え下さいませ。」


失礼します、と一度頭を下げてから、女中は持ち場へ戻っていった。
我は靄を抱えたまま、奇麗に整えられた着替えに手を伸ばした。

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句読点 - あざまっす!が、頑張ります!!w (2016年12月26日 16時) (レス) id: 5463a90292 (このIDを非表示/違反報告)
^ ^ - おもしろいと思います。更新お待ちしています。 (2016年12月25日 23時) (レス) id: 40794b7b49 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:句読点 | 作成日時:2016年8月13日 20時

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