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あれ以来、マツは滅多に笑わなくなった。
笑うどころか、人形の様な光の無い目をし、感情を表に出さなくなった。


正直な話、俺の所為だとわかっている。
しかし、マツはあまりにも幼すぎた。
あのまま当主になれば、毛利は確実に滅ぶ。
我が主として、その御身は俺が守らなければならない。


そんな俺の心配とは裏腹に、マツはすぐに大きくなった。
どこまでも聡く、聡明な武将になった。
『松寿丸』ではなく、
『毛利元就』としての人生を歩み出したのだ。


けれども、幼き日の俺の教えの所為で、
マツは.....否。元就は、
自らの軍兵を、全て駒と見なした。


「これで、良かったんだ。」

「なぁにが良いモンか!
  アイツがああなった元凶 お前!!」

「煩いな。そうだと言っているだろう。

  元親」

「はーっ!また毛利の長が変わったと聞いて
  ロクでもねぇ奴か面倒臭い奴だと思ってりゃお前絡みかよ」

「あぁ。俺も驚いたよ。
  瀬戸内 挟んで喧嘩しまくってる相手の頭がお前とはな。」

「お褒めに預かり光栄だね。」

「褒めてないから安心しろ。
  まぁ、今回は再会を喜びに来たんじゃない。
  この戦国乱世だ。こちらとしては是非とも仲良しこよしをしたいんだが....」

「ソレに関してはそちらさんの大将とも話し合いだな。」

「......フン。鬼が人間の真似をして政か。
  可笑しな世になったものだな。」

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句読点 - あざまっす!が、頑張ります!!w (2016年12月26日 16時) (レス) id: 5463a90292 (このIDを非表示/違反報告)
^ ^ - おもしろいと思います。更新お待ちしています。 (2016年12月25日 23時) (レス) id: 40794b7b49 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:句読点 | 作成日時:2016年8月13日 20時

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