【刀剣乱舞】私は二度と主になりたくない弐【一期一振】 (ページ2)

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43、酷い顔ページ2

バッと起き上がる。そこは対策部の隣にある仮眠室だった。冷や汗が頬を伝う。

　……懐かしい夢を見た。思い出したくもない、あの時のことを。向かい側のベットには一期一振が気持ち良さそうにスヤスヤと寝息をたてて眠っていた。私は起こさないようにして洗面台に向かった。

　私は近くにある洗面台を自身の顔を見る。いつも酷い顔がより酷くなっている。顔は青いし、いつも通りクマはハッキリしてるし………夜中にこの顔でうろついてたら悲鳴を挙げて逃げられそうだ。

　私は顔を水で洗い、スーツに着替え直してから気持ち良さそうに寝ている一期一振をたたき起こし、すこーしの間言い合いして、準備をさせて隊長の元へと向かった。

　対策部にはすでに隊長は戻っており、私達の気配を感じたのか新聞を読みながら話始めた。

東「おお、来たか…………ん？その隣にいる奴って」

一「一期一振です。宜しくお願い申し上げる」

東「ん、あぁ……そうかそうか！いやーお前もやっと…」

貴『そういうのはいいですよ、隊長』

東「わーかったよ！俺はここのリーダーみたいな役割をしてる。皆からは隊長と呼ばれているがな！東山藤間だ。宜しくな」

長「俺のことは知ってるか？」

一「すみません……私が元いた本丸にはおらず…」

長「そうか、でははじめましてだな。俺はこの東山さんの相棒、長曽根虎鉄だ。宜しく」

一「はい、宜しくお願い申し上げる」

貴『それで、隊長。私達が呼ばれた理由はなんですか？』

東「あぁ、実はな……？上からの命だ。

　今まで審神者を9人送った本丸があるんだが、全員が行方不明になってるらしい。その本丸に審神者の振りをして調べてきてほしいとのことだ」

　隊長は新聞をパタリと閉じ、真剣な顔つきで言った。