外の世界に憧れる (ページ10)

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あぶなっ！ページ10

貴「はぁ」

今は四十分間の外出の時間

貴「早く出たいなぁ.....」

気が抜けていた私はランク戦のロビーの椅子に座って一言呟いた

？「何処から？」

後ろから声がしバッと振り返ると

貴「っ！....菊地原君....」

菊「で？何処から？」

穴が開きそうなほど見つめてくる

ヤバい聞かれてしまった...
私の一年間の努力が...

貴「私、何も言ってないよ？」

菊「なんで嘘つくの、Aは確かに[早く出たいなぁ...]って言ったし、しかもAの心拍速いよ」

菊地原君にはサイドエフェクトがある強化聴覚が

一方私はトリオンがバカ多いのにサイドエフェクトは無い
不思議だね

貴「別に、ただ言っただけ」

本当の事ただ本心を言っただけ

菊「そうなんだ、風間さん呼ぶね」

貴「ち、ちょっと待って」

電話をしようとする菊地原君にストップをかける

(風間さんはダメ、私の事を菊地原君に言われたら最後絶対に言うまで離してくれない)

貴「待とうか菊地原君」

菊「はぁ、何なの？隠してるとこ早く吐きなよ」

貴「えっと....あの」

駄目だ、言い訳が思い付かない

私、絶体絶命

貴「そのね........わた、ﾋﾟﾋﾟ」

機械音が私の耳に入った

四十分後って設定したアラーム音だ

貴「あっ、ごめん私もう帰らなきゃ」

私はその場からダッシュして菊地原君との会話を強制的に終わらせた

菊「ちょっ、まだ話終わってないんだけど」

そういう声が遠くから聞こえた

アラームナイス！
危なかった......

.....！もしかしたら菊地原君、風間さんに連絡してないよね(・・;)

怖いな...