生命線【アバンティーズ】

2019年2月18日 ページ4

今日は、えいちゃんの49日。




俺は、悲しくて苦しくてえいちゃんの元へ……




「ツリメ、リクヲ。先に逝く事を許してくれ……




そして……えいちゃん、待ってて……」




『そら！！』




俺が行こうとしていた時に、




彼の声が聞こえた気がした。




「……えいちゃん……！？」




今まで何度も名前を読んでも、




彼には届かなかったのに……




『そら、少しだけしか話せないんだ。



……触れれないのは少し悲しいね。』




「何で、居るの……？




……あ、いや、




居てくれるのは本当に嬉しいんだけどっ！！




驚いて！！」




『俺ね、今、お手伝いしてるの。』




「誰の……？」




『神様だよ！』




「神様……！？」




『うん！』




「流石だね……！えいちゃん！」




『俺、皆から天才って言われてるんだから




頑張らなきゃね！




……ごめんね。時間、少ししかないや。』




「やだよ……




えいちゃんが逝くなら俺m『そらはダメだよ。




そらは生きなきゃ。』……」




『後の伝えたい事は……この星、貰って？』




「コレは……？」




『ツリメとリクヲに会えばわかるよ。』




「……もう、えいちゃんには会えないの……？」




『そだよ。俺は死んじゃった人間だからね。




でも、会おうと思えば会えるじゃん！』




「……いつでも、お前は記憶の中に、




俺らの思い出の中に……居てくれるか……？」




『勿論！いつでも、皆を近くて遠い。




そんな場所から見守ってるよ。




また、会おうな！そして最後のお願い！




どうか、俺の分まで幸せになって！




お前らの泣き顔は見たくない！！』




「……うん！」




えいちゃんと話せて、悲しみがどこかへ飛んでいっちゃった……！

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