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「ちょ、降谷さん、い、痛いですっっ」
降谷さんの抱き締める力が強くなりギブと背中を叩けば
やっと離してくれてくれたと思ったら今度は肩を掴まれて
「何で来たんだ!!」
「ひっ!…い、や、だって「だってじゃないだろ!!」…ご、ごめんなさいぃ!」
「どんな奴らか知ってただろ!死んでもおかしくない場所に来るなんざ馬鹿がやる事だ!」
鋭い目つきで激怒の降谷さんの言葉にグサグサと心を抉られ
「ば、…馬鹿で良いですよ!えぇ、馬鹿で何が悪いんですか!?好きな人が…大事な人が死んでしまうかもしれないのに、ただ待つなんか出来るわけ無いでしょ!?!?」
「っ…」
「降谷さんだって馬鹿ですよ!!」
フーッフーッと逆ギレしてやれば風見さんが落ち着けと間に入ってきて
周りを見れば降谷さんの後輩達が驚きの目で見ており
え…何でそんな目で見てるの…??
「喧嘩は後でしてください、
それよりも降谷さん、黒の組織のボス…頭ですが先程、屋上で逃げようとした所をどこからか分かりませんがスナイパーに肩を撃たれ負傷しそこを取り押さえたと報告がありました」
スナイパー………きっとそれ赤井さんだ…
「…そうか」
降谷さんもそれに気づいてるのかチッと軽い舌打ちをして
前髪を搔き上げる
「パトカーは手配しましたのでもうすぐ来るはずです救急車も呼びましたので降谷さんと桜夜さんはそのまま病院に行って治療を受けてください」
「はい…」
「分かった」
冷静に対応する風見さんに私達の喧嘩は収まって降谷さんを見ればお互い気まずくなり
「A、さん…肩…貸してくれるか…」
「はぃ、どうぞ」
「私も貸しますよ」
腕が私と風見さんの肩へと回され少しの体重が掛かり
ひょこひょこと歩く降谷さんの歩幅に合わせ下へと降りていく
下に着き建物の外に出れば
逃げられないように縄や手錠で捕まえられてる黒の組織が居て
終わったのか、と思ってホッと安堵して目を閉じた
ほんの一瞬だけ閉じただけなのに
「A!!」
ドン!と体を思いっ切り突き飛ばされて発砲音に目を開けば
降谷さんから離れ地面に尻もちをついて
何が分からずに慌てて顔を上げれば
「、、え、、、」
撃たれたのか降谷さんの体は地面に倒れる
発砲音がした方を見れば縛られてる筈のジンがこれでもかと笑っており
「クククッ…本当に終わりだなぁ!バーボン!!」
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明里香(プロフ) - 86話、そゆうことじゃなくて、そういうことです。 (2022年11月19日 6時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
モチ大福ちゃ(プロフ) - ららさん» コメントありがとうございます(´;ω;`)更新遅めですけど読んでいただきありがとうございます! (2022年8月1日 7時) (レス) id: 21e694d742 (このIDを非表示/違反報告)
らら - とっても好きですこのお話!このお話で何回涙腺崩壊したことか…お体にお気をつけてくださいね!! (2022年8月1日 7時) (レス) @page31 id: cf14a9c3ba (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 目敏くてすみません。楽しみにしています。頑張ってください。大変な状況化ですが、お体に気をつけて、お過ごしください。 (2022年7月26日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
モチ大福ちゃ(プロフ) - かるぴんさん» 読みづらい所、多々あるのに見て頂きありがとうございます!温かく見守って下さいm(_ _)m (2022年7月26日 14時) (レス) id: 21e694d742 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モチ大福ちゃ x他1人 | 作成日時:2022年7月5日 0時