弱いけど誰かの為なら強くなれる。【2】【名探偵コナン】

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「っ、諦めるなああああ！！！！」





どうして居るんだ






「誰だか知らねーがもう手遅れだ」




「そんな事ない！！！！」






なぜ






「バーボンはこんな所でくたばる訳がない！！！！」






Aがここに居るんだ






「お前もバーボンの後を追わせてやるさ」





「そこまでだ！！」





風見の声が聞こえたと思ったらバタバタと複数の足音がして周りを固められたのか




「ﾁｯ！…まぁいい」





ジンは舌打ちをした後に再び俺に銃を向け


「死んでもこいつだけは道ずれにしてやるよ！」



そう叫び引き金を引くのが見え俺はただそれを覚悟する


……が、ジンよりも先に1つの発砲音がして持ってた銃は宙に舞いそのまま崖の下へと落ちていく





「捕らえろ！！」





複数人の部下達がジンを床にねじ伏せ取り押さえ視野から消えるのを確認して





俺は腕に力を入れて這い上がろうとする



スッと目の前に手が差し伸ばされて、


指し伸ばされた先を見ると






傷だらけの顔で優しく微笑み





「私の手、掴んでください」







俺は、その手を掴み柵の中へと入り






人目があるのも構わずに







Aを抱き締めた

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