弱いけど誰かの為なら強くなれる。【2】【名探偵コナン】

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人気の無い山奥にある黒の組織が居るアジトに着いて




「行けるのはここまでだ、ここから先は自分で行け」



「赤井さんは…」




「俺は近距離は向いてないんでな」




車の外に出れば、複数の発砲音や叫び声が聞こえる


この中のどこかに降谷さんが居る、、、



生きて帰れるか分からない緊張感に固く拳を握れば

背中を優しく叩かれ赤井さんの顔を見れば



「これを持っていけ」

閃光弾やサイレント銃などを持たせてくれて





「…行ってきます」




「あぁ、公安のやつらも中に居るはずだ、そう簡単に殺られはしないだろう？」





「はい、安室さんの部下達ですからそう簡単には」



フッと笑う赤井さんと別れ、走って建物の中に入ると何人かの手下達と出くわし
武術や銃で殺さない程度に気絶させていく



途中で降谷さんの部下達と会い私が居ることに驚いてはいたが


奥に居ます！と言われ私は奥へ奥へと進み階段を上っていき曲がり角を曲がった時に






「あら、知らない顔ね」





金髪を靡かせこちらに歩み寄ってくる






「ベルモット……」




「どこかで会った事あるかしら？……それともバーボンから聞いたのかしら」





ベルモットは私の顎を掴み顔を無理矢理上げてきて




「いい顔してるわね、でも、こうして触れさせてる辺り爪が甘いわよ」


ｶﾁｬｯ、と私の横腹に銃を突き付けてて


ゴクッと喉を鳴らし、一か八かの賭けに出る、




「ベルモットには撃てない……貴女は、こちら側なはず」




「ふふ、随分と舐められたものね。その根拠は何処にあるのかしら？」






「根拠は……それです」





私はベルモットの耳に指を指す。



「こうゆう状況なのにイヤモニを付けて無いんですか？

それに、この銃…全く使ってないですよね、1人として殺してない所を見るとバーボンと手を組んでるのでは？
逃げてる最中に私と出会わした……違いますか」






「…なるほどね」





「私をバーボンの元に行かせてください。」



ベルモットは解放してくれて私は再び走ろうとすれば





「1つだけ…貴女にとってバーボンはどんな人なのかしら？」





「……こんな私を好きだと言ってくれた大事な人です」





「そう…バーボンはこの先を真っ直ぐ行って曲がった所に居るわよ」






そして再び走り降谷さんの元に急ぐ







「やっと貴方のprincessが会いに来てくれたわよバーボン…」





ボソッと言ったベルモットの声は私が気付くことは無かった

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