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次の日、朝起きて体を起こし
机に置いてある紙でここは警察病院という場所とわかったが



窓の外から照らされる朝日に



涙を流していた、、





…何かが抜け落ちてる感覚………



脳内で微かに残ってる人物その人は私に向かって微笑んでいるが口元しか分からず




その人は誰なのか


何をしたのか



名前はなんて言うのか





「誰なの…?」





だが、不思議な事にその人はすぐ私の目の前に現れた





時には怪我をしていて




時には4日も徹夜していて隈が酷い時、風見さんって人を連れてきて雑談したり





時には私が知らない、私との生活を話してくれて





その人は、降谷零と言うらしい、
私が忘れてしまっても何度も何度も来て教えてくれてるみたいで


ある日に私は問うてみた。



「どうして会いに来てくれるんですか?忘れてしまうのに」



すると降谷さんと言う人は優しく微笑みながら





「貴女が好きだから」





綺麗な碧眼で真っ直ぐ私を見て言う



「でも、すぐ忘れてしまうのに…?」




「あぁ、それでも構わない」




そう言って頭を撫でられる
私はそれに心地良さを感じて撫でられていると




「……嫌じゃないのか?」




「え?」




「Aにとって知らない人なのに嫌じゃないのか?」





「…んー……降谷さんに撫でられると心地良いと思ってしまうんですよね…」




「そうか」





なんて会話をしたその日から降谷さんと言う人はパッタリと病室に来なくなった。



毎日、看護師さんが降谷零という人を話題に出してくれるが分からない私にとっては何て言っていいか分からず






けれど、胸が締め付けられ






その人に会いたいと思ってしまう

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明里香(プロフ) - 86話、そゆうことじゃなくて、そういうことです。 (2022年11月19日 6時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
モチ大福ちゃ(プロフ) - ららさん» コメントありがとうございます(´;ω;`)更新遅めですけど読んでいただきありがとうございます! (2022年8月1日 7時) (レス) id: 21e694d742 (このIDを非表示/違反報告)
らら - とっても好きですこのお話!このお話で何回涙腺崩壊したことか…お体にお気をつけてくださいね!! (2022年8月1日 7時) (レス) @page31 id: cf14a9c3ba (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 目敏くてすみません。楽しみにしています。頑張ってください。大変な状況化ですが、お体に気をつけて、お過ごしください。 (2022年7月26日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
モチ大福ちゃ(プロフ) - かるぴんさん» 読みづらい所、多々あるのに見て頂きありがとうございます!温かく見守って下さいm(_ _)m (2022年7月26日 14時) (レス) id: 21e694d742 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モチ大福ちゃ x他1人 | 作成日時:2022年7月5日 0時

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