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『それで、明日の話なんですけど、行くところって決まってますか？』
「あー、実は今考え中で、Aちゃんが行きたいところあればそこにしようかと思ってるんだけど」
『あっほんとですか！私、前から行きたいって思ってたご飯やさんがあるんですよね！それと、個人的に見たいものもあって…』
Aちゃんはちょっと興奮気味に言った。
へえ、見たいものってなんだろう、気になるな。
もしかしたら明日はAちゃんをよく知れるチャンスなのかもしれない。
「じゃあ、Aちゃんの行きたいところ全部行っちゃう日にしちゃおう！」
『え、いいんですか…？女の子って気になるモノ多いですよ〜？笑』
ちょっといたずらっぽく笑っていた。
「もちろん、行きたいとこはどこにでも！」
俺は執事みたいに返答し、割に2人の距離は縮まっていった。
そしてAちゃんの家の前に着いた。
『あの、じゃあ明日楽しみにしてます。』
「うん、また明日ね。」
そうして入れるAちゃんが家の扉に入っていこうとするまで手を振る。
そしたら扉を開ける手前でAちゃんが振り返って
『あっ、今日も送ってもらってありがとうございました。岸さんといると楽しくて帰り道が早く感じます。それじゃあ』
彼女は一礼して中へ入っていった。
俺は反応することもできなかったが、手で顔を覆い隠した。
まじかぁ…やべえな…これさ期待しちゃっていいんじゃない？
都合のいい俺はスキップしながら来た道を戻っていった。
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作者名：Mother | 作成日時：2019年11月25日 23時
