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冬はどんどん深まっていって、かなり寒い。
厚着してても寒さが凍みて、特に顔は守れないから一段と吹き付ける風に痛みを感じていた。
Aちゃんも、そして多分俺も町中の人がトナカイみたいに鼻を真っ赤にさせ夜の道を歩いていく。
「ええと…それで話って、もしかして…」
『あっ、ええと、まず、さっきはありがとうございました。アルバイトってああいうのはつきものなんですかね…』
「どうなんだろうね。でもAちゃんは特にそういう目に遭いやすいかもね…」
可愛いから、と心の中で言ってみる。
『うーん…まあ強くなれるように頑張ってみます』
力のないふにゃっとした笑いで言うからなんとも頼りなく、やっぱりここにいる限りは守ってやんないと、と心に誓う。
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作者名:Mother | 作成日時:2019年11月25日 23時