12/2 ページ29
.
昼休み。
廉「ゆーうーたー?食堂行くで?」
海「岸くん、フリーズしてる?笑」
.
授業が終わったにも関わらず、俺はしばらく俯いて放心状態だったみたいで、
廉達が話しかけても全くそれに気がつくことができなかった。
というのも、俺は授業中からずっとAちゃんのことを考えていた。
彼女に告白しようと決めた途端から、みたくないものをみてしまい、
もしかして、神様に俺とAちゃんは釣り合わないぞって言われてるのかな…とか
諦めるしかないのかな…と弱気になっていた。
.
廉「いっつも昼の時間だけはすっとんで行くのに
こりゃなんかあったな…」
海「ほら、きしくーん、攻撃だ!」
海人は俺の脇腹をくすぐってきた。
それで初めて授業が終わっていたことに気づいた。
岸「うわっ。…あれっ…あっ!やめろって!!!」
海「あっ気づいた笑ほらーお昼食べにいくよー!」
岸「あっ…もうそんな時間か…」
廉「優太、話はじっくり聞かせてもらうで?」
廉はニヤリと笑ったけれど、俺は何のことかわからず、苦笑いして食堂へ向かった。
.
112人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Mother | 作成日時:2019年11月25日 23時