*君の音 ページ2
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着慣れないスーツを着て、新品の靴を履き、家を出る。
新しい街に、春風の匂い。
太陽の光はまるで背中を押してくれるみたいに輝いている。
俺はイヤホンでお気に入りの曲を聴きながら歩き出した。
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“ 優太っ… ”
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歩いている途中、
懐かしい声が聞こえたような気がして、後ろを振り向く。
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けれどそこには誰もいない。
「なんだ、気のせいか…。」
再び前を向いて、歩き出す。
それでもやっぱり
心の中では君のことを考えている。
“ 優太も聴いてみてよ!絶対気に入るからっ!! ”
それから俺は、何度この曲を聴いただろう。
そしてこれから、何度この曲を聴き続けるのだろう。
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Mother(プロフ) - かれんさん» ありがとうございます!進行中の作品も完結まで、ぜひお付き合いいただけたら嬉しいです。 (2020年6月1日 22時) (レス) id: 5a43b70246 (このIDを非表示/違反報告)
かれん(プロフ) - 今作もとても面白かったです! (2020年6月1日 1時) (レス) id: 840cdd8333 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Mother | 作成日時:2020年5月14日 16時