10喫茶店 ページ10
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そして私は自分のとっている授業や、今の課題の話などをした。
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「へー、なんか難しそうなことしてるんだね。
画面に文字がいっぱいだし。笑」
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文字がいっぱいって……
私の説明、理解できなかったかな?笑
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『はい笑まぁ、こんな感じですね。』
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「ふーん、あ、そうだパフェ食べた?パフェ!」
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『あ、まだです。今休憩中だから、食べようかな』
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そこにちょうどマスターが彼のコーヒーを持ってきたから
そのついでにパフェを頼んだ。
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彼は運ばれたコーヒーを飲んだ。
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「んー、やっぱ少し苦いなぁ」
眉間にしわを寄せながら言う。
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『お砂糖とか入れないんですか?』
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「入れてもいいんだけどね、こう、せめて一口目はそのままで味わいたいなぁと思って
ほら、蕎麦とかって最初つゆつけないで食べるじゃん?」
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『あーなるほど、そういうこだわり持ってるのって、いいですね』
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「でしょ!でもさすがに俺には苦いから、入れよっかな笑」
彼は恥ずかしそうにしながら、砂糖とミルクを容器から取り出し、カップに注ぐ。
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「ん、やっぱこっちの方が俺の舌には合ってる笑」
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コーヒーを飲んだ彼は、照れながらニカッと笑顔を作った。
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『私もお砂糖とミルクひとつずつ入れましたよ。ブラックって苦いですよね』
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「うん、ブラック飲めたら大人って感じがする。いや、大人なんだけどさ笑」
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『わかります笑』
面白い人だな、と思っていると
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チョコレートパフェが運ばれてきた。
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作者名:Mother | 作成日時:2019年9月18日 6時