39喫茶店 ページ40
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Yuta side
昼間に公園で待ち合わせしたのが
すごく昔みたいに感じるけど
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終わるのはあっという間で
もうお別れの時間
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『今日はありがとね、楽しかったよ』
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彼女のその言葉でもう今日が終わってしまうことを感じる。
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今日が終わればAちゃんに会えない
そう思うと急に焦ってきて
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岸「また今度…会える?」
つい確認してしまった。
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するとAちゃんは
『うん、またいつか』
なんて言う。
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「いつか」って言葉
それがちゃんと来るんだろうか、そんな不安がよぎる。
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俺も、初めて共演した人に「またいつか」なんて言うけど
それから一度も会ってない人だっている。
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俺はAちゃんと絶対会いたい。
というか今離れたくないんだ。
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でももう終電の時間、どう足掻いたって
Aちゃんは電車に連れて行かれてしまう。
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「一番ホーム、ドア閉まりまーす」
車掌の声が俺をさらに焦らせる。
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俺の出した答えは
まだ君の隣にいたい。
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俺、欲には勝てないみたい。
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作者名:Mother | 作成日時:2019年9月18日 6時