37喫茶店 ページ38
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岸「Aちゃん…起きて、着いたよー」
『んー、うん…ありがとう…』
目をこすりながら起きると
優太くんの顔がぼやけていて
だんだんと鮮明になっていく。
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そっか
乗り換えなきゃいけないのか
一度改札を出て、別の改札から入る。
ちょうど終電らしく、駅は飲んだ帰りの人などで溢れかえっていた。
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岸「それじゃあ、気をつけて…」
優太くんの家は私と同じ路線の反対方向だけど
終電の時間が少し私よりも遅いから、ホームまで送ってくれた。
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『今日はありがとね、楽しかったよ』
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電車に乗り込んだ
少し混んでいて、ドアのすぐそばに立つ。
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岸「また今度…会える?」
『うん、またいつか』
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笑顔で手を振る
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「一番ホーム、ドア閉まりまーす」
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扉が閉まる。
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扉の向こうの優太くんの姿が
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いない…?
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作者名:Mother | 作成日時:2019年9月18日 6時