神樹に集いし者たちよ【神樹を守る子ら】【リレー小説】 (ページ8)

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笑顔が1つページ8

今日の天気は残念ながら曇り。ボク、晴れの方が好きなんだけどなー。
でもでもっ、嬉しい事もあったんだよ！今日ね、ボク一人で大型のクリーチャー2体を倒せたんだ！ま、元は動物だった子だから、結構マシだったんだけどね。それでも嬉しいものは嬉しいよね！

「あっシヴァさん！話聞いたよ！クリーチャー倒せたんでしょ！」
「カナト！そうなんだよ！ボク頑張ったの！」
「うん！すっごいなぁシヴァさんは……ねぇ、訓練つけてくれない？僕もシヴァさんみたいにもっと強くなりたいから！」

道中で出会ったカナトに頼まれた。勿論オッケーだよね！運動するのは好きだもん！
訓練場に移動して、2人で武器を持たずに向き合う。完全な体術勝負。
互いに呼吸を合わせて、タイミングが合った所で、同時に動き出した。

「あーもう！また負けたぁ！」
「えへへ！でも、今回は危ない感じもあったよ。どんどん強くなるねぇ、カナトは」

結果はボクの勝ち！けど、何回かヒヤッとする場面もあったし、ボクも精進しないとなー。またルカに手合わせして貰おうかなー？

カナトと別れて、ふと思い立って神樹のてっぺんに行ってみる。ここからの景色は、ボク、大好きなんだ。醜い世界でも、醜い人間達でも、キラキラして見える。
昔の世界は、綺麗だったけど……今は、くすんでボロボロになったみたいだ。

……なんてね。暗くなっちゃった。
ルカの所でも行こうかなー？ちょっと遠いけど、大丈夫だよね！さ、思い立ったら吉日！レッツゴー！