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高地｢なあなあ、ジェシー、あいつら別れたって｣
俺とジェシーは卒業したあともしょっちゅう会ってて
なんやかんや飯食ったり、どっちかの家に集まったり
ジェ｢それがいいんじゃん？泣かせるわけだし。｣
高地｢ジェシーこの間キレてたもんな｣
ジェ｢このままならAちゃんが可哀想すぎると思ってたから｣
ほかの女の子と2人きりでご飯に行った、という事実よりも、
｢デート｣と言わせたことに問題視してる俺ら。
なんか大我から聞く限りその後から嫌がらせされてるらしいし。
彼女は気にしてはいないみたいだけど。
ジェ｢ね、今度会いに行かない？｣
高地｢そうだなー……、行くか。｣
・
｢おはよう〜いつの間にか寝てたんだね……｣
寝ぼけまなこで2階の自室から降りてきたAは
やっぱり可愛くて、手離したくないと思った。
森本｢眠れた？｣
｢運んでくれてありがとう｣
やっぱりこのふたりはいい感じで、高校時代からよくムカついた。
田中｢ねー、Aちゃん今日暇？｣
｢うん、予定は無いけど……｣
田中｢どっか行こ？｣
そう聞かれた彼女は俺を見る。
もう、彼女じゃないのに。気にしてくれてる。
松村｢……好きにしていいんだよ｣
｢でも私、まだ北斗くんのこと好きだし……｣
田中｢だからこそじゃん。俺とデートしよ。あときょもにはお金返しとくね。｣
今日は土曜日。デートするならチャンスだろう。
森本｢え、俺も行きたいんだけど。｣
田中｢デートって言ってんだろ｣
森本｢いや、Aとふたりで出かけたいから今度でいい｣
｢ええ、と……うん、わかった。行こう？今日は樹くんね？｣
松村｢俺も、誘うから。｣
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作者名：冬村
| 作成日時：2023年6月26日 15時
