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「誰だ?組織の人間か?」と拳銃を向けられたまま聞かれ、サングラスとスマホをポケットにしまって両手を挙げた。降参の意を示しながら、そちらを警戒して見る。髪が長い男の人…知らない人、だ。


それに、後ろにも誰かいるのだろうか。時折風が吹いた際に、チラチラと彼の後ろから違う人の服も見えるし。でも顔とか体格とかは全く見えない…。私からはちょうど見えない位置にわざと立ってる?まさか…ね。



………あの、ところで組織とは???拳銃持ってるってことは反社の方ですか??




「早く答えろ。答えないなら撃つぞ」

『…どうぞご自由に。その拳銃が本物だろうが偽物だろうが、私は元々そういう覚悟でここに来ているので。少し予定が狂うだけで、結末はどっちにしろ同じだから。

なぁ、撃ちたきゃ撃てよ、オニーサン』




そう不敵に笑うと、反社(仮)の人が少したじろいだように見えた。「君はまさか…」と呟いた言葉を聞き返そうとしたその刹那、大好きで会いたかった彼の声が私の耳に届く。




「え………A、ちゃん?」




その声と同時に男の人の後ろから現れた彼に、思わず目を見開いた。何で……何でここにいるの。




『ヒロ…くん……』




ポツリと名前を呼んだ瞬間、ヒロくんに力強く抱きしめられる。え……なん、で?何でこんなとこに…。

今まで連絡してこなかったこととか心配してたこととか色々言いたいことはあった筈なのに、上手く言葉にできなくて。ただ、抱きしめられた時の温もりとその強度を感じて考えるより前に声に出ていた。




『会い、たかった……よぉ…………』




はは、お兄ちゃんや研二くんの件で涙なんか出尽くしたと思ってたのに。昔はこんなに涙脆くなかったんだけどなぁ。



でも、まさかこんな所で会えるなんて。人生何があるか分からないもんだな。

✿→←最悪の再会



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設定タグ:名探偵コナン , 諸伏景光 , 松田陣平   
作品ジャンル:アニメ
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おもち食べたい(プロフ) - フユフユさん» ですよね…。書いてる本人の癖に、救いがなさすぎて自分が泣きそうでした…笑 (2022年7月27日 18時) (レス) id: 20bccc651c (このIDを非表示/違反報告)
フユフユ - 最後悲しい (2022年7月23日 9時) (レス) @page41 id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)
おもち食べたい(プロフ) - るかりこさん» ありがとうございます!これからも頑張りますね〜 (2022年5月29日 16時) (レス) id: 20bccc651c (このIDを非表示/違反報告)
るかりこ(プロフ) - めちゃ号泣しました〜😭でも好きです!これからも頑張ってください!応援してます! (2022年5月29日 11時) (レス) @page42 id: 0521264730 (このIDを非表示/違反報告)
おもち食べたい(プロフ) - souさん» ありがとうございます!続編もお楽しみください。 (2022年5月21日 22時) (レス) id: 20bccc651c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おもち食べたい | 作成日時:2022年4月29日 14時

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