彼氏VSお兄ちゃん【名探偵コナン】

過去の因縁 ページ14

ある日のこと。



ひったくり犯と遭遇しながらも何とかバッグを取り戻した私は、クリーニング店に向かって歩いていた。この米花町の悪い所は、犯罪が多すぎる点である。何だよこの犯罪発生率の高さ。住人の3人に1人は犯罪者なのでは？というレベルで犯罪発生率が高い。最早異常だよそこまでくると。


こうなると米花町の警察は他の地域より忙しいんじゃないのか？過労で倒れない？大丈夫そ？



あ、警察官って言えば、お兄ちゃんなかなかヒロくんのこと認めてくれないなぁ。何でお兄ちゃんはあんな頑固なんだろ。いい加減認めてほしい。研二くんは渋々……超渋々だったけど認めてくれたのに。



昔はここまでじゃなかったよな…とため息を吐いた。心なしか空もどんよりと曇って………いや晴れてるわ。めちゃくちゃ晴れ渡ってるわ。なんか腹立ってきた(理不尽)



クリーニング店の前まで到着し、『こんにちは〜』とドアを開ける。クリーニングに出していたスーツを受け取りに来たんだけど…あれ？いない？



おかしいな、もしかして日付間違えたのかな？そう首を傾げつつ中に入ると、洗濯機を見て何か違和感を感じた。洗濯機と洗濯機がコードで繋がってる…？何で？不思議に思って近づくと、その洗濯機の中には……




『っえ……爆、弾？』




お兄ちゃんの影響で、私も多少は爆弾のことが分かる。まぁあんな速く解体できないけど。


他の洗濯機にも連動してるってことは、この商店街が丸ごと吹っ飛ぶレベルかもしれない。でも、この右端のヤツが大元みたいだから、それさえ解体できりゃ何とかなりそうだな。にしても何で爆弾なんか…。



とりあえずお兄ちゃんに連絡して解体しに来てもらおうとスマホで電話をかけたその瞬間、私の後頭部に鈍い痛みが走った。っあ……ヤバ、意識が………。



ドサリと倒れ込んだ私の手からスマホが重力に逆らえず落ちていく。そこには【お兄ちゃん】と表示された画面が映っていた。

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