サッカーなんかクソ食らえ６【イナギャラ】 (ページ16)

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外に出るとAと神童は空を飛ぶ長老を見上げていた。

そして目を覚ました井吹も外へ出てきた。

井吹「どうした神童、Aっ」

神「見てみろ」

神童にそう言われ井吹もまた空を見上げ飛んでいる長老を見た。

朝日を背景に空を自由に飛ぶ長老の姿はとても綺麗なものだった。

井吹「あれは、長老……？」

神「あぁ」

『綺麗……』

Aは自然と口から言葉が零れた。

その時、長老がA達のもとへ降りてくる。

神「気がついたら、魅入っていました。とても神々しい光景でした」

ログロス「求めていたのだ」

『求めてた？』

ログロス「この翼が空を求めて、空が翼を求めていた」

神「それは、本能ということですか？」

ログロス「うむ、本能の赴くままに風を感じていたのだ。

……さて、お前達にも風を感じてもらうとするか」

神、井吹「「え？」」

『嫌な予感がするんだけど……』

その時、A達の周りをガードン人達が取り囲むように飛び回り始めた。

神「何が始まるんだ？」

そして次の瞬間、Aと神童と井吹はガードン人に掴まれそのまま持ち上げられた。