サッカーなんかクソ食らえ６【イナギャラ】 (ページ9)

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沈黙が続いた時、Aが徐ろに立ち上がった。

『もうじれったいわね！知らないわけないじゃない！』

井吹「そうだぜ！しらばっくれてないで教えてくれよ！」

ログロス「ならば一つ聞くが、その話は、宇宙を救えるという話には、どれほどの信憑性があるのだ？」

ログロスの質問にAと井吹は黙り込んだ。

神「その少女と交信しているのは、俺の仲間です。そいつの言うことを疑っている者もいます。

真実はわかりません……ですが、俺は信じてみたいと思っていますっ」

ログロス「……謎の少女か。不思議な話だ……

神童と言ったな」

神「はいっ」

ログロス「お前達は既に見たであろう。翼を捨て、機械化に溺れた者達の姿を。街の様子を。

あの者達は、発展のみを追い求め、大切なものを見失っておる。

ありのままの自分や、この星を信じられなくなっておるのだ。

自然の象徴であるソウルさえも……そして、その者達を率いているのが、私の息子、アルベガなのだ」

３人は長老の話を聞いて驚く。

神「アルベガと長老が、親子っ？」

『さっきの奴の……』

井吹「挨拶代わりに一発ぶち込んでくれたぜっ」

ログロス「そうか、既に出会っていたか。

彼奴は、機械化を否定する我らに知らしめたいのだ……愚かな息子だ。

ガードンとの試合、全力で戦ってほしい」

神「勿論、俺たちは全力で戦います」

井吹「当然だ」

『負けるつもりなんて端からないわよ』

A達は口を揃えてそう言った。