痛みを感じない女 Part５【イナギャラ】 (ページ25)

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２２５．ページ25

イクサルフリートとアースイレブンの戦いが今まさに始まろうとしていた。

そんな中、イクサルフリートの中に、これまで道案内をしてくれていたイシガシの姿があった。

天「どうしてイシガシさんがっ」

鉄角「あいつも俺たちを騙してたのかっ！？」

真「差詰め、案内人として僕達に接触しながら、ずっと監視して強さのチェックでもしていたんじゃないでしょうか」

瞬「抜かりないってことだな」

オ「全宇宙に告げる。我がイクサルフリートを突き動かす者は、ファラムオービアスに対する滾り立つ恨み、憎しみっ

私は奪われたものを奪い返すためにここにいる……それが我々の彼岸なのだっ

ただ奪い返すだけではない……お前達の宇宙全てを奪ってやる！

この試合は、全宇宙に絶望を与えるための余興だ。お前達が希望とするサッカーがお前達を破壊する！」

そう言うとオズロックはファラムディーテの選手達の前に立つ。

オ「消えろファラムディーテ。目障りだ」

バルガ「目障りだと！？」

ヒラリ「目障りはどちらかしら？宇宙を全部奪うだなんて、随分大口を叩いてくれたわね」

オ「くだらん。ファラムオービアスの言葉など耳障りだ」

リュ「おい悪投！俺たちが本当に怖いのはお前ではない！あれだ！」

リュゲルが指を差した方向には、すぐそこまで迫ってきているブラックホールがあった。

オ「それがどうした？この星が消えようが残ろうが私にはどうでもいい」

その時、オズロックは黒いボールのようなものを取りだした。

それは、オズロックが地球へやってきた日、Aと豪炎寺の前から月を消し去ったあの力だった。

『まずい！全員逃げるんだ！』

Aがそう叫んだのも遅く、ファラムディーテの選手達の姿は既にそこには存在しなかった。

『なんてことをっ……』

オ「次は、お前達だ」