日本の道化の月 Ⅱ【イナオリ】 (ページ45)

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試合が再開すると、一星は野坂達と連係をとってプレーし始める。

しかし相手はオリオンを裏切った一星を徹底的に潰そうとしてくる。

ベボ「チャンスはやった！お前は最後の選択を誤った！」

相手の必殺技、レッドホットチリメテオが炸裂し、一星を潰しにかかる。

『楽しくない……面白くない……つまらない……つまらないよ……』

灰「アホ毛？」

灰崎は様子のおかしいAを横目で一瞬だけ見た。

その時、一星が急にその場で膝をついて叫び声をあげた。

稲「一星ぃぃぃー！！」

誰もが一星に必殺技が直撃すると思ったその時、一星を押しのけAが突然前に出てきた。

充「えっ……？」

『こうすれば……面白くなる……！』

その瞬間、Aは相手の必殺技を一星を庇ったことで直撃してしまった。

この展開は誰にも予想がつかず、野坂でさえも目を見開いて固まっていた。

会場内も何が起きたのかわからず静まりかえっていた。

そして唖然としている中、前半終了のホイッスルが鳴り響いた。

イナズマジャパンは急いでAの元へ駆け寄ってきた。