日本の道化の月 Ⅱ【イナオリ】 (ページ3)

今日:3 hit、昨日:4 hit、合計:34,281 hit

５３．ページ3

「全員その場を動くな！我々は、FFI管理局の者だ！」

そう言うと管理局の人達は選手のロッカーの中を漁り始める。

岩「あー！それは俺のでゴスー！；」

剛「勝手に何触ってんだよ！？」

『女子の鞄の中まで漁るなんて最低だよ！』

その時、管理局の人が一つの鞄の中から何かを取りだした。

「ここのロッカーを使用しているのは？」

鬼「……俺です」

管理局の人は、薬の入ったケースを見せつけてきた。

「これはドーピング効果のある薬物だな？」

IJ「「！？」」

鬼「何だとっ！？」

「ドーピング違反により、鬼道有人！君を代表選手失格と見做す！」

そう言われると鬼道は管理局の人に取り押さえられる。

円「鬼道！待ってください！鬼道がそんなことするはずがない！」

「言い分は取り調べ室で聞く」

灰「鬼道！」

『鬼道さんっ！もう邪魔だって！』

灰崎とAは他の管理局の人に止められていた。

鬼「待てっ、話を聞いてくれ！これは何かの間違いだ！」

そして管理局の人はそのまま鬼道を連れていってしまった。