夜桜の木の下には彼女がいた４～エイリア学園編～ (ページ3)

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ジェネシスが更にスピードをあげ攻めてくる。

得点差は既に２０を越えていた。

そして再びボールがグランに渡る。

『行かせるか！』

Aがグランの前に立ち塞がった。

グ「やっぱり君は凄いよAちゃん。でも……」

その瞬間グランはフェイントでAをあっさり抜いてしまった。

『！？』

「「A！/Aさん！！」」

Aはそのまま弾き飛ばされそのまま体を地面に打ち付けられた。

『っ……しまった…』

グランはあっという間にゴール前にきてシュート体勢に入る。

グ「好きだよ円堂君！君のその目！」

そしてグランの必殺シュート「流星ブレード」が炸裂した。

その時、吹雪がシュートを止めようとこちらに走ってきた。

「「！！」」

円「吹雪！」

『危ないっ！』

吹雪はグランのシュートをまともに喰らってしまい、その場に倒れ込んだ。

皆が急いで吹雪に駆け寄っていく。

『士郎！！』

円「吹雪！大丈夫か！？」

秋「吹雪君！聞こえる？吹雪君！！」

立「俺、救急車呼んできます！」

Aは吹雪の頭を膝に乗せずっと呼びかけているが吹雪からの返事はない。

A自身、先程打ち付けられた背中が痛むが今はそれどころではなかった。

グ「大丈夫かな……」

「行こうぜグラン。こんな奴等とやってもウォーミングアップにもなりゃしねぇ」

グ「円堂君……それじゃあ、またね」

そう言うとグラン達は消えてしまった。

グラウンドには静けさと屈辱だけが残った。