１５４． ページ4
前半を終え、皆はベンチに戻って休んでいた。
天馬「よーし！皆！後半追いついていくぞ！」
「「おー！」」
その時、観客から黄色い声が飛び交ってくる。
その観客の反応に皆は不思議そうな顔になる。
天馬「え？何？」
九坂「何かあったのか？」
黒「……ようやく来たか」
その時、こちらに向け息をきらしながら走ってくるAがいた。
天馬「簓さん！」
神「！」
Aは相当急いで走ったのか、息を整えながら皆を真剣な目で見ていた。
『はぁ、はぁ……っ……私も、アンタ達とサッカーがしたいっ』
Aの言葉に皆は目を見開かせた。
そして最初に口を開いたのは天馬だった。
天馬「おかえり！簓さん！」
天馬の後ろの皆を見れば、笑顔でAを見ていた。
『……いいの？私、あれだけアンタ達に迷惑かけてきたのにっ』
鉄角「なんだよ、一緒にサッカーしたいって言ったのはお前だろ？」
九坂「そもそもアンタはとっくに俺達の仲間っしょ」
野咲「帰ってこなくて心配したんだから〜！」
Aが皆の予想外の反応に困惑していると、神童がAの前に立った。
神「悪かったな簓、お前が出て行ったのは俺がお前に余計な事を言ったせいだろう」
『えっ、いや……それもあるけど……
でも、別に嫌じゃなかったし……むしろ……』
神「？」
『な、何でもないわよっ！』
Aは恥ずかしいのか顔を真っ赤にしてそう言った。
皆帆「ほぅ……なるほど、そういうことだったのか」
野咲「え？何が？」
皆帆「つまり、簓さんは神童君に告白をされてどうすればいいかわからずに飛び出してしまったってところかな？」
「「えぇぇぇぇ！？」」
皆は真相を知り唖然としていた。
野咲「それってつまり、神童さんは簓さんのことが好きってこと！？」ﾋｿﾋｿ
真「確かに、簓さんが出て行ってからの神童君はどこか思い悩む顔をしていましたし」
皆帆「僕の予測だとあの二人は両思いの可能性が非常に高いんだよね」
皆はAと神童を見てコソコソと話をしていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 120人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
キリンの妖精、キリンロング - 面白いです…そして絵がお美しい… (2019年12月24日 22時) (
レス) id: 390c1ef0c5 (このIDを非表示/違反報告)
高橋 - 読みました！いつ見ても面白いです！簓ちゃん前のうちと同じです〜！続編おめでとうです！これからも頑張ってです！ (2019年12月23日 10時) (レス) id: 9e6c88e606 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 土日更新楽しみにしてます！続編おめでとうございます！ (2019年12月21日 20時) (レス) id: 3d7672005c (このIDを非表示/違反報告)
御幣島愛笑(プロフ) - 簓ちゃんかわいい (2019年12月21日 20時) (レス) id: 37a1716821 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：梅こんぶ | 作成日時：2019年12月21日 19時
