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話を終えた後、船木は不服そうな顔のまま会長室を去って行った。
豪「苦情が来ることは解っていたが……」
『まぁそれは仕方が無いさ。それじゃあ私は仕事に戻るよ』
Aはそう言って会長室を後にした。すると、扉の前で神童が待っていた。
神「あの、Aさん……少しお話いいですか？」
『あぁ、構わないよ。私の執務室へ行こうか』
Aは神童と副会長の執務室へ向かった。
執務室に入ると、Aは執務机の前にあるソファに腰掛けた。
『こっちへおいで、神童君』
隣の空席の部分をポンポンと叩くと神童は大人しく隣に腰掛けた。
前のテーブルの上にはお菓子やら飲物を入れるポットやカップがあった。
『それで？話とは何だい？』
Aはテーブルの上に置かれた来客用のクッキーの袋を空けながら神童に質問した。
神「あの……先ほど船木コーチが仰っていた、黒岩監督がAさんの恩師だという話は一体……」
Aは神童の質問に少しの沈黙の後、ゆっくりと口を開いた。
『私は生まれつき、とある病気のせいで家から出ることができなかった』
神「え？」
『そんなある日、部屋の隅で蹲っていただけの私の元にあの人が現われた……
あの人は私の才能を見出し、開花させてくれた……あの人がいなければ、私は一生部屋の中だったろうね』
神「その病気というのは……」
Aは腕の包帯を外し神童に見せた。
神「っ！」
Aの腕には、古傷が沢山あり、妖艶で美しいAからは想像もつかないほどだった。
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猫宮 - 続編おめでとーございますー！ギャラクシー編まで来た！更新ペース早いっすね！ (2019年11月5日 20時) (
レス) id: a4825ec2c2 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 続編おめでとうございます！ここまで読んだ事ないイナギャラ編嬉しいですこれかも頑張って下さい！ (2019年11月4日 2時) (レス) id: 3d7672005c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梅こんぶ | 作成日時：2019年11月4日 1時
