痛みを感じない女 Part7 【イナクロ】 (ページ1)

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ラグナロク最終戦。時空最強イレブン、クロノストームと、フェーダ最強チーム、ザ・ラグーンとの試合の日。

試合はSSC達の力により、ワームホールの中での戦いとなった。

誰にも邪魔されないこの場所で、いよいよ人類の命運を賭けた最終戦争が幕を開けた＿＿＿＿＿

試合開始のホイッスルが鳴り響くと同時に、ザ・ラグーンの選手がボールを奪っていく。

相手の猛然とした切り込みにゴールまで持ち込まれると思いきや、それは霧野がカットし前線に繋いだ。

そこからはお互いの激しいボールの取り合いになり、観客達は盛り上がっていた。

しかしSARUはそんな中、焦る様子もなく余裕の笑みを浮かべていた。

その瞬間、SARUはいつの間にか天馬からボールを奪っていた。

サリュ「クロノストームか……全員がミキシマックスしてこの程度なんて……がっかりだね」

その瞬間、SARUのパスを受けた相手が先ほどとは全く違うスピードで切り込んでいく。

水鳥「何だあのスピードっ」

葵「さっきまでと全然違いますっ！；」

『……本気を出していなかったみたいだね』

葵「えっ？」

そして相手の攻撃で一気にゴール前にいるSARUにパスが繋がった。

SARUはそのまま必殺シュート「シェルビットバースト」で先制点を奪った。

水鳥「何だよ今のシュートっ！；」

葵「必殺技を出す間もないなんてっ……」

『(これがフェーダ最強チームの実力か……)』