２０７． ページ7
それから数日後、Aが雷門中へやってくると皆が丁度帰ってきていた。
『おかえり。皆、無事で何よりだよ』
神「はい！Aさん！」
黄「聞いてよAさん！うち、化身出せるようになったやんね！」
黄名子が嬉しそうにAにそう言う。
『あぁ、知っているよ。タイムブレスレットから君達の試合はチェックしていたからね。
フェイ君も、よく頑張ったね。まさか君が化身アームドができるなんて知らなかったよ』
フェ「はい……」
フェイは少し下をうつむいて短く返事した。
『……まぁ、取り敢えず君達全員、今すぐシャワーを浴びておいで。
……君もね、トーブ君；』
先ほどからAを興味津々に見ている少年に向けAは苦笑いを浮かべながらそう言う。
神「トーブの事もご存じだったんですね」
『アルノ博士から聞いてね』
トーブ「おぉ！おめーなんかすげー良い匂いすっぞ！」
トーブは大人の女性が珍しいのか先程からAの身体の匂いを嗅いでいる。
『と、とにかく、皆怪我がないようで安心したし、今日のところは家に帰るといい』
天「はい、そうします！」
皆はそのまま解散していった。
Aは解散するのと同時に、フェイを呼び止めた。
『フェイ君』
フェ「はい？」
Aはフェイの目をジッと見つめる。フェイも不思議そうにAを見ていた。
『……いや、何でもないよ。引き留めてすまないね。それじゃあ』
Aはそう言うとそのまま去って行った。
フェ「何だったんだろう……」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 72人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月奈 - まだ物語は終わらないと思いますが、もし良ければ、豪炎寺と主人公の子供達の小説など書いて頂けると嬉しいです。体に気をつけてください。 (2019年10月23日 23時) (
レス) id: d43d89ba6b (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 続編おめでとう！夜桜シリ−ズでは恐竜編読めて嬉しいです京都言えば新撰組！沖田総司が一番好きです！ (2019年10月20日 20時) (レス) id: 3d7672005c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：梅こんぶ | 作成日時：2019年10月20日 18時
