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６０． ページ10
食堂のドアを開けると、エプロン姿のマネージャーが迎えてくれた。
「「いらっしゃーい！」」
部屋の中からは良い匂いがする。
壁「飯の匂いだ！」
しかし、用意されていたのはとても少なかった。
壁「えぇー！これだけぇ？」
円「も、もうちょっとほしいな……」
壁「こうなったらおかわりしまくるっす！」
古「悪いね、おかわりなしだ。腹八分目で我慢しな」
「「えぇ〜！」」
夏「監督の指示よ。スピードアップのため筋力強化を意識した食事にしたわ」
音「カロリー計算も完璧です！」
秋「それから、一度口に入れたら３０回噛むようにって」
円「３０回！？」
『多く噛むことで消化吸収がよくなるんだよ。そんなことも知らないのか』
秋「その通りよ」
皆は少し不満げだった。
円「よし壁山！勝つためだ！３０回噛むぞ！」
そして皆はその日の夕飯をきちんと３０回噛んで食べた。
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作者名：梅こんぶ | 作成日時：2019年3月19日 16時
