夜桜の木の下には彼女がいた２～エイリア学園編～ (ページ50)

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１００．ページ50

＿＿＿＿＿＿！＿＿＿＿きろ___!

目を覚ませ＿＿＿＿＿＿！

A！！＿＿＿＿＿＿＿＿

『っ……ゲホッ！ゲホッ！！うぇっ…』

突然の酸素と水でむせ返るA。

『はぁ、はぁ……あれ、私…生きてるのか…？』

Aは自分の手を見ながらそう呟いた。

その瞬間、雷門イレブンの皆が泣きながらAの方へ駆け寄ってきた。

風「よかった！目が覚めたんだなっ！」

壁「Aさんが生き返ったっすー！」

夏「心配したじゃないバカ！」

塔「私っ、もう駄目かとっ…！」

『皆……心配掛けちゃったみたいだね…』

鬼「全くだっ、爆発が起きた後、すぐに救助の人がお前を助けに来てくれた。

あと一歩遅ければ手遅れだったかもしれない」

『そうだったんだ……助かったんだ私……』

その瞬間、Aは安心したのか目から自然と涙がこぼれ落ちてきた。

『よかったっ……もう、駄目かと思ったっ……』

吹「Aちゃん……怖かったよね……もう大丈夫だから…」

吹雪がAを優しく抱きしめながら頭を撫でてAを落ち着かせる。

吹「(Aちゃんは強い…でもそれ以前に一人の女の子なんだ…

僕が守らないと…大切な人を失うのは、もう嫌だっ…)」

吹雪は固く目を閉じ、Aを更に強く抱きしめた。