８５． ページ35
そしてイプシロンの攻撃が始った。
ジェミニストームとは違い、匠に正確にパスを繋いでいく。
まるで雷門中を嘲笑うかのように。
そしてそのままシュートをうたれ、円堂はそのままボールごとゴールに突き刺さった。
そしてそのまま次々と皆がボロボロになっていく。
皆の体力は既にないに等しかった。
まともに動けるのは小暮くらいだった。
デ「まもなく３分。我々は次の一撃をもってこのゲームを終了する」
円「何っ」
『好き勝手に言っちゃってさ……』
デ「聞け人間共！我らは１０日の後にもう一度勝負をしてやろう」
円「１０日？」
デ「……だが、お前達は勝負のその日まで、果たして生き残っていられるかな？」
鬼「なにっ？どういう意味だ！」
そしてその瞬間、デザームがその場からシュートを打ってきた。
その威力は凄まじく、皆が弾き飛ばされていく。
そのボールは小暮の方へ飛んでいく。
円「小暮！伏せてろ！！」
そのとき、小暮が壁山の足に引っかかりそのまま前に倒れ込んだ。
するとその時小暮の足に絡みつき、その場に旋風が巻き起こる。
風が収まると、小暮の足にはデザームの放ったボールが転がっていた。
『今のは……』
その時、イプシロンの方を見ると、既に奴等は消えていた。
『あのシュートを止めたのか……フッ、大したやつだな全く……』
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作者名：梅こんぶ | 作成日時：2019年3月19日 16時
