夜桜の木の下には彼女がいた２～エイリア学園編～ (ページ32)

今日:20 hit、昨日:5 hit、合計:150,983 hit

８２．ページ32

イプシロンが現われ、その場に雷門イレブンと漫遊寺中の選手が集まった。

垣「何度言われても同じです。私達に戦う意志はありません」

デ「ならば仕方が無いな」

その瞬間、イプシロンの一人がうったボールが漫遊寺中の建物を破壊した。

垣「……やむを得ません。その勝負、お受けいたしましょう」

そして漫遊寺中とイプシロンの戦いが始った。

しかし、イプシロンの力は凄まじく、次々と倒れていく漫遊寺の選手達。

そして開始６分。既に全員が立てなくなり試合は続行不可能となった。

『これがファーストランクチームの力……』

栗「ジェミニストームとは比べものにならないくらい強いでヤンス……」

そしてデザームが再び学校を破壊しようとしたとき、円堂がそれを止めにはいった。

円「待て！まだ試合は終わっちゃいない！俺達が相手だ！」

デ「お前達？フンッ、いいだろう」

壁「でもキャプテン、目金先輩が……」

円「だったら１０人で戦うまでだ！」

栗「じ、１０人で！？」

円「このままあいつらの好きにはさせられないだろ！」

栗「それはそうでヤンスが……」

春「１１人目ならいます！」

突然春菜が声をあげた。

春「小暮君が！」

「「小暮！？」」

春「小暮君だってサッカー部の一員です！」

染「でも補欠だろ？大丈夫かよそんなやつ入れて」

土「下手にうろちょろされるとかえって邪魔になるし……」

春「そんなことないです！小暮君なら大丈夫です！だからお願いです！お願いします！」

円「……わかったよ音無」

「「えぇ！？」」

円「いいですよね、監督？」

瞳「好きにすればいいわ」

春「ありがとうございます！さ！」

小「い、いや、でも俺……」

春「何怖じ気づいてんの！皆を見返すチャンスじゃない！

大丈夫よ小暮君なら、私、信じてるから！」

小「っ！俺を、信じてる？」

春「えぇ、信じてるわ。小暮君ならきっとやってくれるって」

小暮は春菜を真っ直ぐに見ていた。