痛みを感じない少女【FFI】～Another Story 4～ (ページ6)

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そして綱海のコーナーキックから試合が再開する。

試合開始のホイッスルが鳴り響き綱海がシュートを放つ。

そして、綱海新たな必殺技「ザ・チューブ」がダイレクトにアメリカゴールに突き刺さった。

冬「やった！」

春「綱海さん！すごーい！」

佐「さすがはAさん！こうなることを予測して綱海にコーナーキックをさせたんですね！」

『フフ、彼が毎朝特訓していたのは知っていたからね。ここで完成させてくれてよかったよ』

Aは全てを見透かしたような笑みでそう言った。

試合が再開すると、アメリカ代表が突然イナズマジャパン陣地のペナルティエリア内を囲みだした。

そして次々とシュートが放たれ、それをDF陣が全てカットしていく。だが、そのカットした先には必ず相手選手がいて間髪入れずにシュートを連打してくる。

そしてそのまま出来たゴールの隙を突かれ、点を入れられ再び突き放されてしまった。

『(圧倒的スピードで、相手DFよりも数的優位を作り、雷鳴が轟くように激しく攻撃する必殺タクティクス……

成程ね……確かに素晴らしい必殺タクティクスだ。でも……弱点が大きすぎるね)』

その後もイナズマジャパンのDF陣は相手の必殺タクティクスに翻弄され続けていく。

木「壁山の奴、疲れ始めてるよっ」

土方「あぁ……綱海もこれだけ休みなく狙われたら、体力がもたねぇぞっ」

不「俺の言うとおりにすりゃ、ローリングサンダーもグランフェンリルも攻略できるけどな」

不動の言葉に一同は驚く。

目「攻略できるって！？」

木「本当に！？」

『フフ、流石不動君。もう気付いたのだね』

不動は小さく笑みを浮かべた。