痛みを感じない少女【FFI】～Another Story 4～ (ページ45)

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虎「豪炎寺さん、さっきのって……」

豪「わからん……」

虎「あいつらもしかして本当に魔界の人間なんじゃっ」

豪「余計な考えはプレーの邪魔になるぞ。ボールに集中すれば不安などなくなる。

そして必ず、俺達でAを救い出すんだ！何が何でも！」

虎「はいっ！」

そして試合が再開する。

有人達はパスを回して様子を見ることにした。

鬼「(確実に勝てる方法を見つけるんだっ……姉さんを助けるためにも！)」

有人がマークにパスを出して相手の様子を見ようとしたとき、不動がそのボールを横から奪って攻め上がっていく。

不「バカが！サッカーを見極めるだと！？何を面倒なことを！

こんな奴ら、ねじ伏せてやるぜ！」

不動は一気に２人のDFを躱す。

不「魔界軍団だかなんだか知らねぇが、ムカつくんだよ！勝手に俺らのコーチ攫ってんじゃねぇ！」

その時、不動の前に相手がブロックに入る。

飛「こっちだ！」

飛鷹が横から走ってきて不動は飛鷹にパスを出した。

『へぇ～飛鷹君がオーバーラップを……すごいじゃないか』

Aは暢気に試合を観戦していた。

飛「うちの大事なコーチを生け贄だとっ？お前らは許さねぇ！！」

綱「俺もいくぜ！とっとと奴等をぶっ飛ばしてA奪い返して帰ろうぜ！」

『フフ、ちょい悪コンビ結成の瞬間だね。中々良いじゃないか』

そしてそのまま不動がシュートを放つが、それは止められてしまった。