痛みを感じない少女【FFI】～Another Story 4～ (ページ39)

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リ「なんで、こんなんなってんのっ……！？」

『不思議なこともあるもんだね』

円「どうなってんだ……」

冬「これ、夏未さんが言ってた話のっ……」

夏「まさかっ、あれは伝説よ……？」

塔「あの爺さん達、絶対怪しかったもん！やっぱり何かあるんだよ！」

『魔界、ね……』

Aは特に焦った顔もせずに腕輪を見つめていた。

その時、雷がスタンドに落ちてきて軽い爆発が起った。

立「円堂さん！上ー！」

上を見ると、そこには妙な格好をした少年が立っていた。その姿はさながら天使のような姿だった。

綱「なんだよお前っ！」

少年はボールを蹴りあげると、皆を吹き飛ばしていった。

そしてその少年はリカの目の前で立ち止った。

？「迎えにきた」

少年がリカの額に触れると、リカは虚ろな目をして立ち上がった。

円「おい！リカに何するんだ！」

？「人間、邪魔をするな！」

少年はリカを助けようとした円堂を弾き飛ばし、リカを抱え上げた。

？「これ以上の邪魔立ては、恐ろしい結末を迎えることになるぞ」

春「Aさん！」

春奈の叫び声が聞こえそっちに目線を向けると、今度はAの目の前に別の少年が立っていた。

だがその瞬間、リカを抱えた少年がもう一人の少年に向けボールを蹴り込んだ。