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デ「俺達が、負けたというのかっ……！？」
ディ「イエス！ミー達のビクトリーね！」
『おめでとう皆。これでまたひとつ成長できたんじゃないかい？』
鎖で繋がれていたはずのAが普通に歩いて有人達の元へ歩いていった。
鬼「姉さん！」
豪「A！」
皆がAを見て安心したような笑みを浮かべた。
そしてその時、いつもは冷静な有人がAを強く抱きしめた。
鬼「御無事で何よりですっ、姉さんっ……！」
『フフ、助けてくれてありがとうね、有人』
Aは有人の頭をそっと撫でて微笑んだ。
『君達も、ありがとうね』
豪「刺激的な経験は楽しめたかA？」
IJ「「え？」」
『そりゃもう！お陰でストレスが一気に減った気がするよ♪』
IJ「「えぇ？？」」
豪「そうか、それはよかった。でも危険だからもうこんなことしちゃダメだぞ？」
『フフ、豪炎寺君にはやはり何でもお見通しだったのだね〜』
豪「当たり前だろ。俺はお前の彼氏なんだからな」
二人のそんな会話を聞いて一同はポカンとした顔になっていた。
立「もしかしてAさん……；」
虎「こうなることが最初からわかっててわざと……；」
豪「いや、Aはこの想定外の状況を楽しんでただけだ」
『そういうこと♪中々迫真の演技だっただろう？』
綱「なんだよそれ！？じゃあさっきの嘘泣きかよ！；」
不「心配して損したわ！！；」
IJ「「(心配してたんだ……)」」
『でも君達が迷わず助けにきてくれた時はわかっていたとはいえ、スゴく嬉しかったよ。
ありがとうね、皆』
皆はAに素直にお礼を言われ、ある者は嬉しそうに微笑み、ある者は誇らしげに胸を張り、そしてある者は顔を赤くしてカメラを構えていた。
佐「素敵ですAさん！！」
『君のそういうぶれないところ、私結構好きだよ』
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作者名：梅こんぶ | 作成日時：2019年9月14日 20時
