痛みを感じない少女～Another Story～ (ページ7)

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それから約一時間後、エイリア学園が奈良に出現し財前総理を攫っていったとの知らせが入った。

皆は理事長に集められた。

理事長「揃ったな諸君。情報によれば総理は謎の集団に連れ去られたという。

この謎の集団はエイリア学園と関係があるようだ」

その時、豪炎寺が一瞬目を見開いたのをAは見逃さなかった。だがここでAは豪炎寺に何も言わなかった。

瞳「出発よ。エイリア学園とすぐに戦う事になるかもしれないわ」

理事長「瞳子君、円堂君達を頼む。情報は随時、イナズマキャラバンに転送する」

瞳「お願いします」

円「イナズマキャラバン？」

『こっちだよ。ついてきたまえ』

皆はそのイナズマキャラバンがある場所まで案内される。

そして目の前の立派なキャラバンに皆は目を輝かせる。

『あれがイナズマキャラバン。この地下理事長室と繋がる前線基地になるのだよ』

壁「うわぁ～かっこいいっす！」

円「基地かぁ～……あ！」

円堂はキャラバンの入口に置かれていた、サッカー部の立て看板を見つける。

響「ここは言っていれば新しい部室。だったらこいつは必要だろうが」

響木は親指を立てて笑ってそう言った。

雷門「「はい！」」

『じゃあこれは中に積んどくね。古株さ～ん、これよろしくお願いしますね』

円「古株さん？」

『古株さんにはイナズマキャラバンの運転手をお願いしたのだよ』

響「しっかりな皆」

円「はい！監督」

響「お前達ならきっとエイリア学園に勝てる！俺はそう信じているからな」

雷門「「はい！」」

円「行くぞー！皆！」

雷門「「おぉー！」」

皆はキャラバンに乗り込み奈良へ向けて出発していった。