痛みを感じない少女【イナオリ】

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その翌日、皆はミーティングルームに集まっていた。









警察に捕まっていた円堂も無事に帰ってきて皆は円堂の元へ駆け寄る。









そして灰崎達はFFIのおかしな点について話をする。









灰「ところでよ、円堂さんはこの大会をどう思ってんだ？







こんなものを世界大会って認めるのかよ」








円「確かに、この大会は何かおかしい。そのことは監督やAが調べてくれている。








でも俺達は、サッカーをやっていくしかないんじゃないか？」









灰「でも、こんなんじゃまともな試合できねーだろうがよ！」









円「そうでもないだろ。現に戦ってきたチームは、おかしなこともしてきたけどちゃんとサッカー強かったじゃないか。









そんな奴等と出会って、一緒にボールを追いかけられる。それだけでもすげーことだろ。









大切なのは、何ができないじゃなくて、何が出来るかってことじゃないのか？」









その時、後ろから拍手の音が聞こえ皆はそっちを振り返る。そこには監督とAがいた。









趙「皆さ〜ん、ごきげんよう。









今日は皆さんに話しておかなければならないことがあります」









『皆はきっと不審に思っていることだろう。FFIの試合の違和感を』









皆はAの言葉に目を見開かせた。

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