８２． ページ32
Aと春奈は電柱に隠れている有人に近づいた。
『やぁ有人、もうここに嗅ぎつけてくるなんてね』
鬼「捜したんですよ姉さん……どうして急にいなくなったんですか』
『急に？おかしなことを言うね。私はちゃんと始めに有人には謝っておいたはずだよ？』
身勝手な私を許して＿＿＿＿＿＿＿＿＿
鬼「ですがっ！俺がどれだけ心配したとっ！」
『ここじゃあれだ。場所を移動しようか』
有人の言葉を遮り、A達は河川敷へと向かった。
河川敷に来ると周りは誰もいなく、春奈と有人とAしかいない。
無言の気まずい空気の中、最初に口を開いたのは春奈だった。
春「Aさんから聞いたよ、世宇子中戦のこと……残念だったね……」
鬼「残念？残念なんてものじゃない……俺の目の前で仲間があんなことにっ……こんな悔しいことがあるかっ……
姉さんは、一体なぜ雷門に行ってしまったんですか……帝国が負けてしまったからですかっ」
『有人、私が一度負けたくらいで、ずっと一緒に居た君達を見放すと思っているのかい？』
鬼「それはっ……」
『私はお前達の無念を晴らしたくて……そしてもう一度あの世宇子中と戦って勝つために雷門に入った。
全ては君達のためなんだ……こんな形でしか君達に償うことができないのだよ私は……』
鬼「っ……しかしっ」
その瞬間、どこからともなくボールが有人の方へと飛んで来た。有人はそれに気付くとボールを蹴り返した。
そのボールを蹴り返した先には豪炎寺がいた。
鬼「豪炎寺かっ！」
春「豪炎寺先輩っ！お兄ちゃんは別にスパイをしてたわけじゃないんですっ！本当です！」
豪「お兄ちゃん、か……」
春「豪炎寺先輩！」
豪「……来いよ」
鬼「あぁ」
豪炎寺と鬼道は河川敷のグラウンドに降りていく。
春「あっ……」
『大丈夫だよ春奈ちゃん。ここは豪炎寺君に任せよう』
春「はい……」
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少年あした - 初コメ失礼します。私は脅威の侵略者編の真・帝国学園の話を読んでみたいなと思いました。 (2019年8月17日 11時) (
レス) id: 38b557149e (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 梅こんぶさん» アフロディとの絡みもよろしくお願いします！ (2019年8月16日 17時) (レス) id: d0447010f9 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - オリオン編も読んでみたいですが、脅威の侵略者やFFIなどの過去編も読んでみたいです！ (2019年8月16日 13時) (レス) id: c9a43346ff (このIDを非表示/違反報告)
ピーナツグルト(プロフ) - 私もオリオン編を読みたいです。投稿がんばってください！ (2019年8月16日 0時) (レス) id: 71818317fb (このIDを非表示/違反報告)
蒼 - 梅こんぶさんの作品はどれも面白くて大好きです。私はこの作品のアレス編を読んでいたときからオリオン編を楽しみにしていたので出来ればオリオン編を読みたいです。 (2019年8月15日 21時) (レス) id: afdc87db98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梅こんぶ | 作成日時：2019年8月14日 17時
