４６． ページ46
そんなことがあった翌日、Aは帝国の練習を見に来ていた。だが心はどこか上の空のままだった。
源「Aさん……Aさん！」
『！……どうかしたかい？』
源「いえ、先程からずっとどこか上の空だったので……何かありましたか？』
『いいや……何でもない』
Aはそう言うとどこかに行ってしまった。
鬼「姉さん……」
Aはそのまま学校を出て一人宛てもなく歩き始めた。そして気がつけば、雷門中が練習している河川敷に来ていた。
『(どうして私はここに来てる……何故私は彼らを見ている……)』
Aは心の中で自問自答を繰り返す。しかし答えは導き出されない。
鬼「姉さん、ここに居ましたか」
『有人、練習は終わったのかい？』
鬼「はい。どうかしたのですか？」
『……何がだい』
鬼「ここのところの姉さんは雷門中に出会ってから様子がおかしいので」
『そうだね、自分でもそう思うよ……ただ……真っ直ぐで何も縛られないサッカーをする彼らを見ていると、自分が今何をしているのかわからなくなってしまうんだ。
今の彼らは、私にはとても眩しすぎるんだ……』
鬼「姉さん……」
『だからこそ、終わらせないといけない……』
鬼「え？」
Aの横顔は何かを覚悟したようなそんな表情だった。
『それじゃあ私は先に帰るよ。有人は彼らに用事があるんだろう』
Aはそう言うと去って行った。
鬼「姉さん、貴方は一体何を背負っているのですか……」
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りぃー(プロフ) - 続きが見たいです！！楽しみにしてます！ (2022年5月22日 13時) (
レス) id: 768faa15cd (このIDを非表示/違反報告)
カミラ - イラストもすごくて、小説もおもしろいです！ (2019年12月25日 14時) (レス) id: b766530fd2 (このIDを非表示/違反報告)
梅こんぶ(プロフ) - 名無しの地味子さん» 構いませんよ！よろしくお願いします！ (2019年8月12日 22時) (レス) id: b822dbf1fc (このIDを非表示/違反報告)
名無しの地味子(プロフ) - はい！頑張ります私のイラスト集の方に乗せるのですが、いいですか？ (2019年8月12日 22時) (レス) id: c0ec3d48e3 (このIDを非表示/違反報告)
梅こんぶ(プロフ) - 名無しの地味子さん» いいんですか？スゴく嬉しいです！是非お願いします！ (2019年8月12日 22時) (レス) id: b0a36378c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梅こんぶ | 作成日時：2019年8月10日 1時
