１４３． ページ43
練習をサボってAが向かった場所は、円堂がよく一人で特訓をしていた鉄塔広場だった。
鉄塔広場の木には円堂が特訓に使っていたタイヤがそのまま吊り下げられている。
Aはその木の近くのベンチに座りぼーっと街の景色を眺めていた。
そして気がつけば日が沈みかけていて、辺りは夕陽で赤く染まっていた。
するとその時、階段を駆け上がってくる元気な足音が聞こえAはそっちを見て微笑んだ。
『やぁ、君ならここへ来ると思ったよ……円堂』
そこへ現われたのは、次の対戦相手の円堂だった。
円「A？おぉー！久しぶりだなぁ！どうしたんだよこんなところで！」
円堂はすぐにAに駆け寄ってきて、あの頃となんら変わりない笑顔でそう言う。
『フフ、君の笑顔はいつ見ても眩しいね』
円「あっはは！そうか？でも本当にどうしたんだよ？お前こんなところまでいつも来ねーのに」
『久々に私達のキャプテンの顔を見たいと思ってね。
まぁ、ホームシックみたいなものさ』
円「Aでもそうなるときあるんだな！」
『君には私がどう見えているんだい；』
円堂はAの隣に座って笑っていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 122人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夜 - とても面白くていつも続きを楽しみにしてます。機会があればFF、エイリア、FFI時代の主人公さんの話も読んでみたいと思うくらい楽しいです！これからも梅こんぶさんのペースで頑張ってください！ (2019年8月5日 17時) (
レス) id: c9a43346ff (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 読みました。梅こんぶさんのイナズマシリーズは外れがないぐらい好みな設定や展開でした。GOシリーズの夢小説読みました。クロスロード編は作り直す事ってお考えになるのですか？また楽しみにしています。 (2019年8月5日 0時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：梅こんぶ | 作成日時：2019年8月4日 20時
