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灰崎と分かれた後、家に帰ってきて赤く腫れた左頬を見て袴田は慌てた様子でガーゼを貼ってくれた。
袴「どうなさったのですかこのお怪我はっ」
『帰る途中で不躾な犬に襲われてね。別に大したことはないよ。骨も折れた感覚はしないし』
袴「然様でございますか……今度から私めがお嬢様の送り迎えを」
『そんなに心配せずとも大丈夫だよ。痛みを感じないといえど、それ以外は他の人となんら変わりないんだから』
Aはそう言うと自室へ戻っていく。
特にすることもなく部屋でぼーっとスマホをいじっていると、有人が慌てた様子で部屋に入ってきた。
鬼「姉さんっ！怪我をしたと聞きましたがっ！」
『こら有人、ちゃんと部屋の扉をノックしてから……』
鬼「あぁ姉さんっ、お顔を怪我なされたとはっ！」
『聞いてないね有人』
一旦有人を落ち着かせてから話をすることにした。
有「それで、本当は犬に襲われたわけではないのでしょう？誰にやられたのですか？」
『この怪我を作ったのは、灰崎君だよ』
有「っ！灰崎がっ……？」
『でも灰崎君を責めないであげてくれたまえ。私が彼を煽ったせいでこうなってしまったのだからね。彼は何も悪くないよ』
鬼「しかしっ……」
『それより、彼の立ち直りは意外と早いかもしれない。今日彼と話してそれがわかったよ』
鬼「！……もしや、姉さんはそれを確かめるためにわざと……？」
『ウフフ、さてそれはどうかなぁ〜』
Aは微笑みながら頬に貼られたガーゼに触れそう言った。
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夜 - とても面白くていつも続きを楽しみにしてます。機会があればFF、エイリア、FFI時代の主人公さんの話も読んでみたいと思うくらい楽しいです！これからも梅こんぶさんのペースで頑張ってください！ (2019年8月5日 17時) (
レス) id: c9a43346ff (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 読みました。梅こんぶさんのイナズマシリーズは外れがないぐらい好みな設定や展開でした。GOシリーズの夢小説読みました。クロスロード編は作り直す事ってお考えになるのですか？また楽しみにしています。 (2019年8月5日 0時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梅こんぶ | 作成日時：2019年8月4日 20時
